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冷凍ブルーベリーの栄養は生と変わる?|研究でわかったことと、むだにしない食べ方

「冷凍だと、生より栄養が落ちるのでは?」冷凍ブルーベリーを選ぶとき、多くの方が気になるところです。ブルーベリーを冷凍して成分を調べた研究を、長野のブルーベリー農園「森の畑」がやさしくまとめました。
研究では、冷凍しても青紫色の色素(アントシアニン)やビタミンCの量は、生と大きく変わりませんでした。半年冷凍しておいても、ほぼそのままです。変わるのは主に食感と、解凍したときに出る果汁です。
冷凍で変わらないこと・変わること
アントシアニンやポリフェノールの量は、冷凍直後も半年後も、生とほぼ同じでした。
生・冷蔵5日・冷凍を比べた研究で、ビタミンCに意味のある差はありませんでした。
凍ると実の中の水が氷になり、溶けると皮がやわらかくなって果汁が出ます。
つまり冷凍は、夏に実った実の中身を、そのまま長く保っておく方法と考えてよさそうです。ただし、研究には例外もあります。次の章でくわしく見ていきます。
研究でわかったこと
ここでは、ブルーベリーそのものを冷凍して調べた、海外の3つの研究を紹介します。
冷凍して半年たっても、色素はほぼそのまま
ハイブッシュ系のブルーベリーを-18℃と-35℃で冷凍し、6か月保存して成分を測りました。アントシアニン(青紫色の色素)とポリフェノールの量は、冷凍の前後でも、6か月後でも、統計的に意味のある差はありませんでした。
アントシアニンの量(100gあたり)
-18℃で冷凍した場合。差は統計的に意味のある大きさではありません。
3か月の冷凍では減らず、乾燥させると約4割減った
ブルーベリーを-20℃で最長3か月冷凍したところ、アントシアニンの量に意味のある減少は見られませんでした。一方、熱風で乾燥させたブルーベリーでは約41%減っていました。同じ「長く保存する方法」でも、冷凍と乾燥では結果が違いました。
生・冷蔵5日・冷凍を比べると
お店で買った生の実と、それを冷蔵庫に5日おいたもの、冷凍品を比べました。冷蔵庫で数日おくのは、ふだんの家庭でよくあることです。
| 成分(100gあたり) | 生 | 冷蔵5日 | 冷凍 |
|---|---|---|---|
| ビタミンC | 13.1mg | 10.2mg | 9.9mg |
| 葉酸 | 11.5μg | 9.6μg | 13.8μg |
| βカロテン | 196μg | 136μg | 74μg |
ビタミンCは、3つの間に意味のある差はありませんでした(実ごとのばらつきが大きいためです)。葉酸は、冷凍のほうが冷蔵5日より多い結果でした。βカロテンは例外で、冷凍のほうが少なくなっていました。
研究チームは、家庭での冷蔵保存まで考えると「生のほうが冷凍より栄養が多い」という思い込みは支持されない、とまとめています。
「生のほうが新鮮」とは限らない理由
生のブルーベリーは、摘んだあとも実の中で少しずつ変化が続きます。お店に並ぶまでの日数や、家の冷蔵庫においた日数で、中身は少しずつ変わっていきます。冷凍すると、この変化がとてもゆっくりになります。
そのあいだも、実の中で変化が続きます。
-18℃以下では、変化がとてもゆっくりになります。
研究3で、冷蔵5日の実がいくつかの成分で生より少なかったのも、このためと考えられています。また、生のブルーベリーが出回るのは夏の短い時期だけです。森の畑の場合、生の「森のサファイア」をお届けできるのは6月下旬から8月上旬ごろまで。冷凍なら、夏にいちばんおいしい時期に摘んだ実を、一年中楽しめます。

栄養をむだにしない食べ方と保存のコツ
冷凍で変わるのは、主に食感と果汁です。ここを知っておくと、冷凍ブルーベリーをむだなく楽しめます。
- 凍ったまま、または半解凍で食べる。凍ったままならカリッ、冷凍庫から出して5分から10分でシャリッとした食感に。果汁が外に出る前に食べられます。
- 溶けて出た果汁ごと使う。解凍すると、青紫色の果汁が出てきます。この汁にも色や味が溶け出しているので、ヨーグルトにかける、スムージーに入れるなど、汁ごと使うのがおすすめです。
- 保存は-18℃以下、使う分だけ出す。袋ごと出しっぱなしにすると表面が溶けて、実どうしがくっつきます。取り出したら、すぐに袋の口を閉じて冷凍庫へ。
- 一度溶かしたら、再冷凍しない。水っぽくなり、風味が落ちます。解凍したものは、その日のうちに。
凍ったまま・半解凍・加熱の使い分けと、すぐ試せる食べ方は冷凍ブルーベリーの食べ方12選で紹介しています。
ブルーベリーに含まれる主な成分
国の「日本食品標準成分表」に載っている、生のブルーベリーの主な成分です。
| 成分(可食部100gあたり) | 量 |
|---|---|
| エネルギー | 48kcal |
| 食物繊維 | 3.3g |
| ビタミンE(αトコフェロール) | 1.7mg |
| ビタミンC | 9mg |
| カリウム | 70mg |
出典:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」ブルーベリー 生。品種や育ち方で量は変わります。
ブルーベリーは皮ごと食べる果物です。青紫色の色素は、主に皮の部分にあります。皮をむかずに食べられるのも、ブルーベリーならではです。
冷凍ブルーベリーを選ぶときに見たいこと
冷凍すること自体で栄養が大きく落ちないなら、違いが出るのはどんな実を凍らせたかです。
- 誰が、どこで育てたか。産地だけでなく、農園の名前と場所がわかるか。
- いつ収穫した実か。収穫した年が書かれているか。
- どう育てたか。農薬の使い方などが、具体的に書かれているか(農薬不使用のブルーベリーとは)。
- 粒の大きさを選べるか。そのまま食べるなら大粒、スムージーやお菓子作りなら中粒、と使い方で選べると便利です。
輸入品との違いや、失敗しない選び方は国産冷凍ブルーベリーの選び方にまとめています。
森の畑の冷凍ブルーベリー「森のサファイア」

長野市と須坂市の自社農園で、栽培期間中(前年の収穫が終わってから、その年の収穫まで)は農薬を使わずに育てた、大粒のノーザンハイブッシュ系ブルーベリーです。夏に収穫した実を冷凍し、クール便(冷凍)でお届けします。いまは2026年に収穫した実をお届けしています。
| サイズ | こんな方に |
|---|---|
| 超大粒(LL)500g | 大切な方への贈り物に。いちばん大きな粒だけを詰めています |
| 大粒L 500g・1kg | 贈り物にも、ご自宅でそのまま味わうのにも |
| 中粒M 500g・1kg・2kg | はじめての方のお試しに。ヨーグルトやスムージーに毎日使う方に |
在庫と価格は商品ページでご確認ください。
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よくある質問
- 冷凍ブルーベリーは、生より栄養が少ないですか?
- ブルーベリーを冷凍して調べた研究では、青紫色の色素(アントシアニン)やビタミンCの量は、生と大きく変わりませんでした。6か月冷凍しても、色素の量はほぼそのままでした。ただしβカロテンは、冷凍のほうが少なかったという研究もあります。
- 冷凍したまま、どのくらい保存できますか?
- 研究では、-18℃で6か月保存しても色素やポリフェノールの量はほぼ変わりませんでした。ご家庭では、届いたらすぐに冷凍庫(-18℃以下)に入れ、使う分だけ取り出して、袋の口をしっかり閉じてください。
- 解凍したときに出る汁は捨てたほうがいいですか?
- 捨てずに使うのがおすすめです。青紫色の汁には、実の色や味が溶け出しています。ヨーグルトやスムージー、ソースなどに汁ごと使ってください。
- 生と冷凍、どちらを選べばいいですか?
- 生の実ならではのプチッとした食感を楽しむなら、夏の時期の生がおすすめです。一年中食べたい、毎日少しずつ使いたい、スムージーやお菓子作りに使いたいなら、冷凍が便利です。森の畑の生の実は6月下旬から8月上旬ごろだけのお届けです。
- 加熱すると栄養は減りますか?
- この記事で紹介した研究は、冷凍と乾燥を調べたもので、ご家庭での加熱は調べていません。乾燥では色素が約4割減ったという結果があります。ジャムやソースにするときも、溶け出した汁ごと使うと、色や味を残せます。
- Scibisz I, Mitek M. The changes of antioxidant properties in highbush blueberries (Vaccinium corymbosum L.) during freezing and long-term frozen storage. Acta Scientiarum Polonorum Technologia Alimentaria. 2007;6(4):75-82.(研究1)
- Lohachoompol V, Srzednicki G, Craske J. The change of total anthocyanins in blueberries and their antioxidant effect after drying and freezing. Journal of Biomedicine and Biotechnology. 2004;2004(5):248-252.(研究2)
- Li L, Pegg RB, Eitenmiller RR, Chun JY, Kerrihard AL. Selected nutrient analyses of fresh, fresh-stored, and frozen fruits and vegetables. Journal of Food Composition and Analysis. 2017;59:8-17.(研究3)
- Bouzari A, Holstege D, Barrett DM. Vitamin retention in eight fruits and vegetables: a comparison of refrigerated and frozen storage. Journal of Agricultural and Food Chemistry. 2015;63(3):957-962.(ブルーベリーを含む8品目で、冷凍は生と同じくらいか、ときに多いビタミン量)
- 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
この記事は食品の成分についての情報です。体への効果を示すものではありません。
- 2026.11.01
- 08:49
- 初めてのお客様へ








