ブルーベリーの品種と選び方
ブルーベリーの品種の選び方|大粒で甘い・育てやすい品種
結論:日本で育てられているブルーベリーは100品種以上あり、大きく3つの系統に分かれます。生で食べて大粒で甘いのは、寒い地域で育つノーザンハイブッシュ系。暖かい地域ならサザンハイブッシュ系、育てやすさを重視するならラビットアイ系が向いています。
品種ごとの詳しい特徴は、農園サイトのブルーベリーの種類と品種一覧へ。
3つの系統の違い
ノーザンハイブッシュ系大粒・ジューシー
- 育つ地域
- 寒い地域(東北・北海道・関東甲信越など)
- 特徴
- 寒さに強く、マイナス20度にも耐える。暑さにはやや弱い。果皮が薄くジューシーで、大粒
- 収穫の目安
- 6月中旬から8月上旬
サザンハイブッシュ系酸味が少ない
- 育つ地域
- 暖かい地域(関東から沖縄まで)
- 特徴
- ノーザンハイブッシュ系を暖かい地域向けに改良した系統。酸味が少なく、生でも加工してもおいしい
- 収穫の目安
- 6月中旬から8月上旬
ラビットアイ系丈夫で育てやすい
- 育つ地域
- 地域を選ばない
- 特徴
- 丈夫で、乾燥や高温にも強い。収穫量が多い。熟す前に実が赤くなる
- 収穫の目安
- 7月から9月
※収穫時期は目安です。地域やその年の天候で前後します。
ノーザンハイブッシュ系の品種
寒い地域で育つ系統です。原産地のアメリカで、大きさと品質にすぐれた品種として選ばれた「ビッグセブン」は、すべてこの系統に入ります。
| 品種(ビッグセブン) | 特徴 |
|---|---|
| ブルーレイ | 大粒で、酸味と甘みのバランスがよい。特に人気が高い |
| ブルークロップ | 風味がよく、果肉の締まりがよい。ノーザンハイブッシュ系の代表品種 |
| バークレイ | 風味がよく、酸味が少なめで食べやすい |
| ハーバート | 果皮が薄く、果肉がとてもやわらかい |
| コビル | 酸味は強いが、風味がとてもよい |
| アーリーブルー | 早く熟す品種(早生)。酸味は弱く、風味にすぐれる |
| コリンズ | 甘みと酸味の調和がとれ、風味にすぐれる |
サザンハイブッシュ系の品種
1980年代に、ノーザンハイブッシュ系を暖かい地域向けに改良して生まれた系統です。全体に酸味が少なく、完熟の見極め(収穫のタイミング)にそれほど神経質にならなくてよいのも魅力です。
| 品種 | 特徴 |
|---|---|
| オニール | 甘みが強く、ジューシー |
| ミスティ | 酸味は控えめで、香りが独特。育てるのは難しめ |
| サンシャインブルー | 1本でも実がなりやすく、家庭で育てやすい。実の品質が高い |
| シャープブルー | 甘さが目立つ。よく育つ |
ラビットアイ系の品種
アメリカ南部のジョージア州やフロリダ州周辺がルーツの系統です。丈夫で、乾燥や高温にも強いので、はじめて育てる方にも向いています。生で食べるのに向いた品種が多く、どの地域でも収穫量が多いのが特徴です。
| 品種 | 特徴 |
|---|---|
| ブライトウェル | 中粒の実がたくさん収穫できる |
| オンズロー | 種や皮の食感が残りにくい |
| オースチン | 歯ごたえがある |
| ブルーシャワー | 大粒でおいしく、よく育つ |
目的別のおすすめ
苗選びから剪定までの育て方は、ブルーベリーの育て方で詳しく紹介しています。
大粒で甘いブルーベリーを選ぶなら
生で食べて「大粒で甘い」と感じやすいのは、寒い地域で育つノーザンハイブッシュ系です。ただし、甘さは品種だけでは決まりません。冬の剪定や春の摘花で実の数を調整し、完熟したところで摘み取ることで、同じ品種でも大きさと甘さが変わります。
長野県の農園「森の畑」では、ブルーレイとブルークロップを中心に育て、平均直径約17mmの大粒ブルーベリー「森のサファイア」を収穫しています。糖度15度になる実もあります(Brix糖度計で測定)。詳しくは「森のサファイア」が超大粒で甘い理由をご覧ください。
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- 2026.10.30
- 11:09
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